WADAXが新サーバに強制的に移行することになり、その報告メールのタイトルのまずさから、お客様が「サーバ移行が勝手に終わったんだ」と勘違いして、情報をくれなくて、旧サーバ終了日にサイトが消えて大変なことになりました。

私担当のお客様みんな勘違いしましたよ。WADAXさんもサポート大変だったろうけど、次回の教訓にしていただきたいです。

サーバ移行しても、メーラーの設定とか、データベースの書き換えとか、DNSの切り替えとか、WADAXが勝手に新サーバに移した日から時間が経ってたら、最新データを移したりとか、しなきゃらならないですからねー!

私も転送されたメールのタイトルをぱっと見たときに「へーWADAXさんが全部してくれたんだ。すごいな。普通いろいろ移行作業こっちでしなきゃらないけどなぁ……」と一瞬思いましたもんね。

PHP5.6が使えない事件が発生

で、大変申し訳ないのではありますが、EC-CUBEの2系がまだ生きているサイトでしたので、PHP5.6が必要だったのです。WADAXに問い合わせても、けんもほろろに「セキュリティアップのためPHP5.6は使えません」の一点張り。理屈はわかるけど。なんでWADAXに置いたままだったかと。
今更EC-CUBEのバージョンアップをするつもりはない。バージョンアップするたびに理念というかいろんなものがころころ変わるEC-CUBEはもう触りたくないのです。

サーバ移行を検討

PHP5.6を使えるようにするには、VPSで組むか、さくらインターネットに移すか……と思っていて、ふとそのお客様が使っているサーバを思い出した。そのお客様は2つサイトを持っておられて、一つをウイルネット(WLP-10)、一つをWADAXで運用されていた。

最近、ウイルネットのサーバには大変お世話になっている。
VPSプランをマネージドとか全部おまかせして、面倒を見ていただいているのです。
そのサーバは3つサイトを入れてて、3つともPHPのバージョン別々に設定できたような気がする……。そのコンパネにこのレンタルサーバも似ている。もしかして「WLP-10」の共用サーバプランでも同じことができるのかなと、サイトにはあまり情報がなかったので、Pleskのマニュアルとかいろいろ見てから、ウイルネットさんに問い合わせたら。

ウイルネットのWLP-10はサイト複数設定が可能

ということがわかりました。

コントロールパネルにログイン後、「契約を追加」>「空白のウェブサイト」>「登録済みのドメイン(一時ドメイン名にしてもあとでドメインに変更可)」で、サイトの領域が作れます。そのときに「システムユーザのクレデンシャル」と言う設定をしますが、それがFTPのユーザ情報にもなるのでメモ。

で、その後、今度はウイルネットの会員専用ページから

「ご契約内容一覧」>「WLP-10プラン」>「ドメインの追加」>「このサーバにドメインを追加する」>「ドメインのネームサーバをウイルネットのネームサーバに変更。移管はしない。」

で申し込み。で、ドメイン管理しているところでDNSをウイルネットに変更。

で、サーバが移管できました。で、元からあるサイトはPHP8系で、新しいサイトはPHP5.6で運用可能になりました。

サイトを複数入れるのに、今まではさくらインターネットが便利だなぁと思っていたけど、さくらインターネットはサーバごとにPHPを変えるとかはできません。

ウイルネットのサーバすごくいい!サポートも今はメールだけですけど、すごく的確でいつもありがたいなと思っています。

※今のプランで同じことができるかはわかりませんが、レンタルサーバの説明を見ていると「複数ドメインを運用・管理したい方」とあるので、できるのだろうなぁと思います。